【オピニオン】サステナビリティ・リーダーをどう育成するか | 黒田由貴子(PFC)

黒田由貴子
(株)ピープルフォーカス・コンサルティング 取締役・ファウンダー

我が社(株式会社ピープルフォーカス・コンサルティング。以下PFC)が、「事業を通じてグローバル社会課題解決に貢献するリーダー」の育成に取り組み始めて10年以上経つ。当初は、そうしたリーダー育成の意義と必要性を訴求してもあまり多くの人に響かなかったものだが、2015年の国連でのSDGs採択、資本市場で急増するESG投資、世間で高まる企業の社会貢献への要請など、10年間の中で波が次々と押し寄せ、今や企業において重要な経営テーマとなった。

2020年末には、サステナビリティ経営に秀でるリーダー(CEO)に関して、国連グローバルコンパクト(UNGC)とラッセル・レイノルズ社が共同で行った研究の報告書が発行された。その結果は、この10年間、自分が考えてきた幾つかのことを具体的に検証しているような内容で、大変興味深いものだった。

自分が考えてきたことのひとつに、リーダー育成に際して、どういう人をターゲットすべきかということがある。


「事業を通じてグローバル社会課題解決に貢献するリーダー」に求められる資質としては「社会課題解決への強い関心と情熱」ならびに「事業センス(事業を構想し実行する力)」の2つがある。自明の理かもしれないが、現実に両方を兼ね備えた人材はなかなかいない。

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従って、リーダー育成にあたっては

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