株式会社ファーストリテイリング(FR)

「世界を良い方向に変えていく」
ファーストリテイリング(FR)ではCSR(企業の社会的責任)とは「社会に対する約束」を守ることと定義し、ビジネス活動とCSR活動は表裏一体であるという考えのもと、様々な取組みが行われている。取組みの中でも重要視され継続的に取り組むべきテーマとしているのは「生産・地域社会・人材・環境」の4つであり、本サイトでは特に地域社会についての活動を2つ紹介する。

「商品リサイクル活動」
「商品リサイクル活動」とは、2001年10月フリース商品の回収、リサイクルすることを目的に始まった活動で、2006年9月からは全商品に対象が拡大され、海外でも2011年3月開始の韓国を皮切りに英国や米国などでも活動が展開されている。

昨年、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)から「世界中の難民キャンプにいる人々に300万着の服を届けたい」という要請を受けたファーストリテイリング(FR)は2012年6月1日から「『300万着足りません』キャンペーン」を行い、大きな反響を呼んだ結果、10月7日までに300万着以上が集まり目標を達成した。

人材受け入れと人材派遣にまで発展
また、UNHCRとは難民や災害被災者に衣料を届けるだけでなく、日本国内のユニクロ店舗で難民の方々に職業経験の場を設けることで難民の方々の自立支援につながる活動や、従業員を海外の難民キャンプに派遣する活動も2011年から行われている。

■バングラディッシュでの「ソーシャルビジネス」
ファーストリテイリング(FR)では、「社会にとって良い企業であること」が最も大切であるという考えに基づき、2010年9月、バングラデシュでマイクロクレジットを運営するグラミン銀行との合弁会社を設立し、バングラディッシュでの「ソーシャルビジネス」を開始した。

バングラディッシュでのビジネスは、高品質な服を効率的に生産・販売できるこれまでの強みを活かし、生産から販売まで現地で完結する仕組みを構築することで、貧困・衛生・教育など社会課題の解決を目指すものである。

3年後に1500人まで販売員を増やすことを目標に活動を開始してから2年半、商品構成の変更や価格帯の見直しを行うなどの試行錯誤を続けながらビジネスモデルの再構築が進められている。

ファーストリテイリング(FR)のCSRホームページ:
http://www.uniqlo.com/jp/corp/csr.html