クッキングスタジオを運営するABC Cooking Studioは、「食生活の大切さを伝えていくことが、健康な人間づくりへと発展していく」ことを信じ、手作りのすばらしさを1人でも多くの方に知ってもらうきっかけをつくることが、社会的責任だと考えている。
社会的責任を果たすための具体的な取組みとしては、生きる基本である「食べること」を教える教育への取リ組み、エコ（=CO2削減）に繋がっていく習慣などを紹介していく環境への取り組み、UNHCR（国連難民高等弁務官事務所）を始めとする協賛活動、の３つが現在ある。
■国境を越えて「世界中に笑顔のあふれる食卓を」
３つめの協賛活動については、全国に28万人の生徒を有するクッキングスタジオの「1 day レッスン」を通じて、2006年から過酷な避難生活を強いられている難民の支援に参加している。「1 day レッスン」はクッキングの体験教室で、その売上の１％を、難民キャンプで使用する調理器具セットの購入に寄付するというものだ。同社のサイトには「厳しい避難生活の間でも、温かい食事がとれるように支援することは、人々が生き抜くための大変大きな支えとなっています。」とある。事業内容や企業理念に沿った取り組みとして、参考になる事例である。